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DNAと疾患関連遺伝子研究のために

 登録までの流れ


DNAバンクでは、DNAと疾患関連遺伝子研究のため、精神疾患のDNAの抽出、保存、解析を行っています。

 DNAバンクが必要な理由

血液から抽出したDNAは安定した状態で保存されます。そして、保存されたDNAは、病因解明をするばかりでなく、現在不可能な研究も将来、使用することで研究可能とすることもできるのです。

 薬物反応性・副作用に関する研究


精神神経疾患の治療では、薬物治療が大きな役割を果たしますが、DNAバンクでは、患者さんの治療に使われるお薬の効果や副作用に関する研究も行っています。
この研究では、

①お薬がきくかどうか(薬物反応)
②副作用が出ないかどうか(副作用発現)に関する遺伝子

を調べています。
この研究には、薬物療法を受けている患者さんの血液が必要になります。

 

 DNAバンクの倫理上の注意点


膨大な遺伝情報を有しているDNAの保管は厳重におこなわなければなりません。
当DNAバンクでは次の点に細心の注意を払っています。

① プライバシーを固く守ります。
② 研究の主旨を理解し同意をいただくための説明文や同意文書をよく整備します。
③ 一度DNAを抽出した後でも同意を撤回される場合は、プライバシーを守りDNAや資料を廃棄します。

 DNAバンクご協力に


危険はありません!
ご協力者から少量の血液を採血させていただくだけです。
この研究手技での危険性はありません。

 

 DNAバンクの解析対象


できれば、患者さんと健常近親者とを比較するのが病因解明への近道です。この方々のDNAを比較すると病気になりやすいDNAを見つけやすいのです。